すべてはリクエストに応えるため
先日「【リク電】リクエストお応えします」の記事でも紹介したとおり、「ニュートラムの終電 コスモスクエア~中ふ頭間の中ふ頭行きの最終電車に乗ってください」というリクエストがありましたので、それを実行してまいりました。
その動画がこちらです→「【リク電】南港ポートタウン線 コスモスクエア → 中ふ頭 終電」。
実は、このリクエスト、私にとっては相当ハードルの高いものでした。なぜなら、中ふ頭の最終を撮ってしまったあと、帰る方法がないからです。
歩いて帰ることは考えられません。自転車で行こうと思いました。
私は運転免許は持っていますがペーパードライバーで、車を持っていません。自転車で現地まで行って、撮影が終わったら自転車で帰る。それしかなかったのです。
大正の”深み”
みなさんもご承知の通り、大阪港からコスモスクエアに抜ける咲洲トンネルは自転車で通行できません。となると大正を突っ切って、橋を何本も渡ってポートタウンのあるところまで抜けなくてはならないのです。
22時、大正まで自転車で到着。そこから南へずっーと進みます。大正区は、大正駅がある北端より南側は電車が通っていないという陸の孤島。交通手段は大阪シティバスか自家用車という場所です。
南へ下れば下るほど、人気がなく工場のような建物ばかりの地帯へ。
まだそんなに遅い時間じゃないのに、なんとなく町全体が暗い。そして暴走してくるトラックたち。たぶんここで轢かれたら明日の朝まで放置されちゃうんだろうな、なんて思いました。
地獄の坂道
さらにそこから厳しかったのは、とてつもない坂道がえんえん続くこと。
2キロにわたって上り坂だったりすると、途中で目がまわり、何度も汗をぬぐいました。
この季節だというのにすべての防寒着を自転車のカゴにいれ、自転車をこぎ続けます。
そんな坂が終わったと思ったら、また坂道。いったいいつ目的地につくのかわからず、もし終電に間に合わなかったとしたらとんだ無駄骨だと思って恐ろしくなりました。
撮影は無事に終了
なんだかんだでなんとか中ふ頭に到着したのは23時30分でしたので、余裕を持って出発したわりに、あまり余裕はありませんでした。しかし、予定していた時間にはコスモスクエアにも行けたので問題なし。
撮影は無事に終了。リクエストに応えるための目的のシーンはだいたいスマホに収めたので、満足して帰りました。
帰り道は楽勝
「あの道を帰るのかー」という気分ではありましたが、帰り道は来た道を戻るだけなので、時間も距離も読めています。不思議と気持ちも軽く、行きは急いでいたにも関わらず、急いでいない帰りの方が早く帰れるという感じでした。
ただ、老体に鞭打ったために体のあちこちに支障が出てしまい、翌日は身動きするのが億劫なほどになってしまいました。無理はよくありませんね。
まとめ
無理はしんどいですが、リクエストに応えるのはやりがいがあります。
自分の感覚だけでは、撮ろうと思わなかったシーンを撮影できるチャンスをいただけるのは、本当にありがたいと思います。
今回の撮影もとても充実していました。ありがとうございました。
これからも【リク電】は続けて、みなさんからのリクエストにお応えするつもりです。
YouTubeのコメント欄はもちろん、こちらのブログやツイッター、フェイスブックでもリクエストを受け付けています。どうぞよろしくお願いいたします。