貴重品の忘れ物は見つかる可能性が高い
しょっちゅう忘れ物ばかりする人間とそうでない人間の二通りがあるとすれば、私は間違いなく前者です。
今は忘れ物グセを克服しましたが、かつては衝撃度トップクラスの財布やスマホ、定期券をなくしたこともあります。
しかし、私が泣きついた駅員さんはみんな優しくて、「きっと見つかりますよ。貴重品ほどすぐ戻ってくることが多いですよ」と励ましてくれました。
そして、ことごとく実際に私の手元に戻ってきました。
大阪、いいところです。
そこで、この記事ではOsaka Metroで忘れ物したときにはどうしたらいいかをまとめてみました。
万が一の時の参考にしてください。
まずは落ち着く
先ほども書きましたが、最初に「大事な物ほど、ちゃんとかえってくる」という駅員さんの名言を信じることです。
あわてても忘れ物がかえってくる確率があがるわけではありません。
泣き叫ぶよりは、やれることをひとつずつやるべきです。
どっしりと肝をすえて、冷静に物事を前に進めましょう。
駅長室で相談する
スマホ時代に生きる私たちは、忘れ物に気付いた瞬間にいきなりスマホで検索をはじめてしまいがちです。
「御堂筋線 忘れ物」などと検索するとOsaka Metro の「お忘れ物センターのご案内」というページにあたってしまい、とりあえず電話するという流れになってしまいがち。
間違いではありませんが、実はちょっと回り道だったりします。
忘れ物にすぐに気が付いた場合は、まずは最寄りの駅で相談しましょう。
ただし、駅改札やホーム、電車の車内では忘れものを調べることが難しい場合があります。
駅長室で問い合わせしたほうがいいでしょう。
そこで、忘れものの特徴や乗車経路、乗車された電車が何時何分のどこ行きだったかなど、可能な範囲で詳細に説明します。
すると、駅員さんが関係のある各駅に連絡を飛ばし、忘れ物が届けられていないかをすぐに確認してくれます。
早ければこのタイミングで見つかります。
しかし、ここで見つからなくても落胆する必要はありません。
終着駅の車内点検などで発見される場合もあります。
そのため相互乗り入れのある御堂筋線(北大阪急行)、堺筋線(阪急)、中央線(近鉄)、については、直通運転先に連絡を入れておくと忘れ物が見つかるかもしれません。
<参考>
御堂筋線:北大阪急行電鉄(ナビダイヤル)0570-002719
堺 筋 線:阪急梅田駅お忘れ物センター 06-6373-5226
中 央 線:近鉄お忘れ物専用ダイヤル 050-3536-3942
いずれの場合も、引き取りの際は本人確認書類(住所・氏名が確認できる公的なもの)が必要です。
忘れ物センターの役割
忘れ物をしてから気付くまで数日たっている場合も、日付と時間をなんとか思い出して最寄りの駅長室で相談してみて下さい。
3日目までは忘れ物が届けられた駅長室で保管されていますので、このタイミング見つかることも多いです。
それより時間がたつとどうなるかというと、届けられてから3日目の16時に、各駅長室から集約されて忘れ物センターで保管されます。
忘れ物センターでの保管期間は3日間。
保管期間を過ぎますと、大阪府西警察署に届け出を行うことになっています。
よって忘れ物をしてから1週間がたつと、もう駅にも忘れ物センターにもそれはありません。
忘れ物センターは丸2日以上、誰も駅長室に引き取りに来なかったときに一時的に忘れ物を集約する場所という役割です。
だから忘れ物に気付いていきなり忘れ物センターに行くのは、あまり効果的な手段とは言えないのです。
<参考>
お忘れ物センター 四つ橋線・なんば駅(南改札外通路)
電話:0570-6666-24 営業時間 8時00分~21時00分
忘れ物をしないための3つのポイント
忘れ物をしてからあわてても、あとは運に身をまかせるしかありません。
できれば忘れ物をしないこと。
そこで、これまでたくさん忘れ物をしてきた私が忘れ物グセを克服した、おすすめの“忘れ物をしないコツ”を紹介します。
1、荷物を分散させない。
カバンは網棚。傘は手すり。紙袋は手元。などと、荷物をバラバラにしてしまうと、忘れ物指数は高まります。網棚にあげるなら、すべての荷物を網棚にあげたほうがいいでしょう。
2、目と手を離さない。
忘れ物をするタイミングは、なにかほかのことに集中している時。スマホや文庫本などをじっとみつめていて、降車のタイミングであわてて降りると、まんまと忘れ物をしていることがあります。荷物は手から離さない。どうしても手から離すときは目を離さないようにしましょう。
3、振り返る。
電車を降りるとき、自分のいた場所を振り返りましょう。たったそれだけで忘れ物をする確率が激減します。この習慣を身につけると、電車のみならず、あらゆる場所での忘れ物が減ります。目視確認のついでに指さし確認もすると雰囲気がでますね。
まとめ
忘れ物、できればしたくありませんが、してしまったときには落ち着いて行動したいところ。
電車での忘れ物なら、貴重品でなくても、あきらめる必要はありません。
あきらめたときこそ、忘れ物が失われるときです。
あわてず、あせらず、手元にかえってくることを信じて待ちましょう。