酔っ払いは迷惑行為か犯罪か
世間は忘年会シーズンで、大阪メトロチャンネルの撮影で遅い時間に電車に乗ると、いい気分になった紳士淑女が、かぐわしい香りを身にまとって大声でお話をされているところをよく見かけます。
いくぶんかのお酒を召されて、いい気分で電車に乗ってこられる方はまだいいのですが、酩酊状態で座席に寝転がったり、車内で嘔吐したりとなると「犯罪」とはいえないまでもかなりの「迷惑行為」です。
日本には通称「よっぱらい防止法」という法律があり、駅や電車などの公共の場や乗り物で、公衆に迷惑をかけるような「著しく粗野又は乱暴な言動を」すると“犯罪”になるそうですが、おそらく上の例はこれにはあてはまらないでしょう。
だからといって、お酒をいいわけに迷惑行為が許されるわけではありません。
「私は電車に乗って帰るのだから、絶対に飲み過ぎてはいけない」
というぐらいの覚悟があったほうがいいかもしれませんね。
飲んだら乗らないという手も
酔うこと自体は犯罪ではないものの、そこから電車を止めてしまったり、暴力行為や痴漢を行ったりと、別の犯罪につながる可能性もあります。
また、他人に対する迷惑だけでなく、窃盗にあったり、みずからホームに降りてしまったりという危険性もあります。
そのため、一部の大企業では忘年会終わりに電車に乗らないように指導する場合もあるそうです。
タクシー代の数千円は高いようで、自分の身を守るためなら安い物かもしれませんね。
車内で飲むことは?
ついでに、飲んでから電車に乗るだけではなく、電車内で飲む行為についても考えておくと、先の法律からかんがみて、電車での飲食は犯罪ではありませんし、それ自体がマナー違反とも言えません。
こぼしたり、汚したり、となると迷惑行為と言わざるをえませんが、おとなしく飲んでる分には問題はなさそうです。
ただ、これも「気分を害する人がいる」ということを知った上で、節度ある飲食にとどめるべきでしょう。
家に帰るまでが忘年会
駅構内や電車内で少々騒いでしまうぐらいは問題ありませんが、それも周囲の人の気分を害するような様態になってしまうと、かえっていやな思い出になってしまうでしょう。
それどころか、物を失ったり、けがをしたり、犯罪になったりするかもしれません。
せっかく楽しい忘年会ですから、家に帰るまで楽しく過ごせるように、酒量は適度にしておきたいところです。
まとめ
大阪メトロのホームや車内でも、未処理の吐瀉物を目撃してしまうことがあります。
「自分はしない」とは思っていても、気を緩めれば明日は我が身。
みなさんも、犯罪も迷惑行為も起こさない忘年会を楽しみましょう。