大阪メトロ御堂筋線は、梅田駅からなんば駅までを結ぶ地下鉄路線の一つです。
御堂筋線では、ホームドアの設置を2022年に完了しました。
ここでは、大阪メトロ御堂筋線のホームドアについて、詳しく解説していきます。
ホームドアとは
ホームドアとは、可動式ホーム柵のことで、プラットホーム縁端部に設けた壁とドアによって、プラットホームと線路を仕切り、列車到着時のみドア部が開閉する安全設備です。
プラットホームからの転落、プラットホーム上での列車との接触、線路内への侵入等の防止に効果があります。
御堂筋線では、2022年(令和4年)3月5日に、難波駅の可動式ホーム柵が稼働開始し、これによって2015年から始まった可動式ホーム柵の設置工事が御堂筋線全駅で完了しました。
ホームドアの設置により、利用者の安全性が一層確保されただけでなく、
・駅構内での待ち時間がより快適になること
・天候に関係なく、利用者は快適に乗り降りができるようになる
・騒音や振動も抑えられるため、より快適な地下鉄利用ができる
などの効果がでています。
ホームドア設置の課題
しかし、ホームドアを設置することには、高額な費用が必要となるため、設置すること自体は簡単なことではありません。
また、車両のドアとの位置合わせがうまくいかないことがあるため、ホームドアの設置には技術的な課題があります。
大阪メトロでは、中央線、四つ橋線、谷町線では一部、ホームドアの設置があるものの、全駅での設置は完了していません。
もちろん、順次設置が進められており、今後も、より快適で安全な地下鉄利用ができるように、大阪メトロは取り組みを続けていくことが予想されます。